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ERPシステムクラウド刷新過程

JERPシステムクラウド刷新過程

インターネットが存在する前はリアルタイムのコミュニケーションと言えば電話とか人と人が直接会うしか無かった。社会はそのようなリアルタイムでのコミュニケーションを効率よく行いながらことを遂行できるように構造化されてきた。そして世界は企業、産業、国家、そして世界、というように色々な組織を通して緩やかに繋がりながら動いていて、そのつながり方を維持するためにいろいろな対抗軸や戦争なども存在してきた。

インターネットの出現は当然世界をリアルタイムで繋げる方向に動き出していて、我々は地球全体がリアルタイムで繋がった世界を想像しながらそれをどう戦争の無い調和したものにするかを考えて日常を構成する必要がある。つまりこれから時代は我々の日常の行動の「意味」を考えて様々な決断をしなければならない時代なのだ。その「意味」は自分たちがやっていることの回りの状況の認識の中からでてくる。今自分のやっていることは商品開発にとって、組織にとって、国家にとって、世界にとってどういう意味があるのか、その切り出し方によって違ってくるし、その切り口によって自分たちの思考の中で利害の対立が生じるが、それらを哲学等の力を借りながらどう世界の調和に向けて調整するか、そこが問われているのだ。

情報産業の中ではクラウド化という言葉が行き交っているが、そのためには現状から脱して新たな世界に向かって精緻に考えをつめねばならないことが多く隠されている。従って我々の行っている日常業務を少なくとも身の回りの状況の認識を共有しながら未来に向けて「意味付ける」必要がある。上記の図はそのための極めて小さなトライである。この図の外側にはさらに企業の経営は情報をどう使って組織を動かすのか、そのような運営を企業のミッションや利益とどう関係つけるのか、そしてその様な企業情報システムであるERPはどのようにつくるのか、 等々が直接的な課題として残っている。上記の図は少なくとも現状のいつ無くなってしまうか分からないハードをまずこれからのものに移行する必要があると同時に、そこが見えてくれば組織情報構築をどうこれからの時代に合わせて作るかをせねばならない、というもう誰でも個別的には理解されている最もベーシックな部分共有するための図です。

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